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電通とNTTデータ、ソーシャルメディア・ビッグデータの解析を起点としたマーケティング領域で協業

 電通とNTTデータは、主にソーシャルメディア・ビッグデータの解析を起点とした、マーケティング領域での新たなソリューションの開発・提供で協業することに合意した。

 本協業により両社は、顧客企業においてマーケティングをつかさどるCMO/ブランドマネジメント部門と、ITをつかさどるCIO/情報システム部門の、相互にまたがる高度なマーケティング課題に対して、全体最適の視点からソリューションを提供していく。加えて、両社が抱える専門家であるデータサイエンティストやシステムエンジニア、マーケティングストラテジストやPRプランナー、コミュニケーションデザイナーなどが一体となり、必要に応じて外部の専門家や企業とも連携することで、顧客企業が抱える多様な課題の解決に貢献していく。

 協業開始に先立ち、両社はすでにいくつかの実証実験を積み重ねており、従来は困難であったマーケティング領域とIT領域を統合する両社ならではのソリューションの開発に成功している。また現在、位置情報データ、感情データ、購買データなどのビッグデータと、外部データを連携させることによる新たなソリューションの開発にも取り組んでいる。

 これまでの実証実験では、例えば、電子書籍の販促においては、ユーザーのニーズに合致する商品の広告をリアルタイムに提供することで、最大で通常の1.6倍の購入に結び付けるという成果を残した。また、ECサイトにおける実証実験では、CTRを通常の約2倍に引き上げることに成功した。

 ソーシャルメディアデータをCRMに連携させる手法では、感情データを活用することで、流通業界におけるオンラインとオフライン、ECとリアル店舗をまたいだ施策の開発が可能になり、ファッション、宝飾品、自動車、家電など嗜好性の強い業界での効果が期待できる。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2015/01/26 10:30 https://markezine.jp/article/detail/21799

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