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ネイティブアドとコンテンツマーケティングの関係を探る!

深刻なバナー・ブラインドネス問題を解決する手段となるか/コンテンツ型ネイティブアドに寄せられる期待

ネイティブアドの6分類について整理しておこう

 ではここで、具体的なネイティブアドの具体例を見ていきましょう。大きく整理すると、IABが提唱する6分類に分けることができます。(参考:DAC提供のIAB「ネイティブアド・プレイブック(日本語版)」はこちら)

 ユーザーにネイティブな(自然な、違和感のない)広告体験を提供する上では、広告枠だけでなく、クリックした後の遷移先まで一体に考えた上でのコンビネーションが重要になってきます。

 具体例をあげると、「検索連動型」であれば検索結果にあったページが表示されること、「プロモーテッドリスティング型」であれば商品・サービス情報が表示されることは、ユーザーにとってネイティブな広告体験だと考えられます。これらの広告は従来から広く普及していますが、広告体験としてネイティブであるという点から、IABはネイティブアドの分類に加えていると考えられています。

 そして、近年新しいネイティブアドとして注目を集めているのが、コンテンツのフィード内に挿入される「インフィード型」やコンテンツのおすすめウィジェットを通じた「レコメンデーションウィジェット型」です。その誘導枠の掲載媒体や表示フォーマットから、ユーザーは遷移先がコンテンツであることを自然と期待しており、ここにネイティブアドとコンテンツマーケティングが紐づけて語られる理由が見えてきます。

ネイティブアドと相性が良いコンテンツマーケティング

 米CMI(Content Marketing Institute)によると、コンテンツマーケティングは下記のように定義されています。

コンテンツマーケティングとは、適切で有益なコンテンツを制作・ディストリビュートするテクニックです。その目的は、見込み顧客のことを理解し、明確に定義することで、見込み顧客の興味を引き、エンゲージメントを深め、購買に結びつく行動を促すことです。

 つまり、コンテンツで興味関心を引き出すコンテンツマーケティングは、認知や興味・関心という上位ファネルへのリーチができるネイティブアドとの相性が非常によい、と言えるでしょう。これが、本連載のタイトルを「ネイティブアドとコンテンツマーケティングの関係を探る!」としている理由です。

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「騙された」と思わせないネイティブアド活用のポイント

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この記事の著者

向井 雄一(ムカイ ユウイチ)

2014年9月、popIn株式会社へ入社。前々職のターゲッティング株式会社時代に、当時のパートナー企業であったpopIn社のレコメンドエンジンを大手メディア企業に導入。その後、CRITEO株式会社に転職し、Account Strategistとして大手旅行系のクライアントを中心に担当。現在は営業担当として、広告代理店・広告主企業向けに「popIn Discovery」の活用方法を提案している。

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popIn株式会社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/02/16 10:00 https://markezine.jp/article/detail/21916

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