SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

大日本印刷、1分間に250ページスキャンできる高速ブックスキャナーで東大図書館をデジタル化

 大日本印刷(DNP)は、東京大学の石川正俊教授・渡辺義浩講師の研究チームと共同で開発した高速ブックスキャナーの試験運用を開始した。このブックスキャナーは1分間に250ページという世界最速レベルで、書籍などを冊子体のまま1ページずつめくりながら撮影し、画像データとして保存することができる。また、画像データの文字を光学文字認識(OCR)処理によってテキスト化し、検索可能なデータとして活用する。

開発された高速ブックスキャナー
開発された高速ブックスキャナー

 東京大学附属図書館は、本郷キャンパスの総合図書館を大幅に拡充する「新図書館計画」の一環として、学術資料のデジタルデータとしての保存と活用に取り組んでいる。今回、DNPは同図書館の書籍や学術資料などのデジタル化だけでなく、タイトルごとの書誌データの作成も担当。デジタル化する蔵書は著作権が切れており、東京大学に過去所属した教員の著作物を主な対象としている。

スキャンした東大図書館の蔵書画像サンプル 桑木厳翼 『現代思潮十講』(弘道館, 1913)

スキャンした東大図書館の蔵書画像サンプル
桑木厳翼 『現代思潮十講』(弘道館, 1913)

 DNPは、学術書など世の中にニーズがあるにもかかわらず重版されない本(重版未定本)について、DNPグループの丸善や図書館流通センターと連携して、大学や図書館向けにオンデマンド印刷による必要部数での提供や、電子版の配信を行うとしている。

【関連記事】
大日本印刷、端末込みですぐに読める電子の本「honto pocket」販売
TSUTAYAで買った雑誌の電子版が無料でダウンロードできる「Airbook」
フジテレビが動画サービスで電子コミック配信、Amazonは「Kindle無料マンガ雑誌」スタート
東大・NICT・日立、「G空間情報」プラットフォーム開発に着手
大日本印刷と北海道コカ・コーラ、近づくと情報を発信する自販機の開発に向けた実証実験

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/02/17 19:10 https://markezine.jp/article/detail/21952

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング