SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

アドビ流オムニチャネル時代のデジタルマーケティング(AD)

オムニチャネルでのデジタルマーケティングを進化させるには?(4)~オフライン情報を活かす~

Master Marketing Profileを用いたパーソナライゼーション

 Adobe AnalyticsとAdobe Targetであれば、Master Marketing Profile(以下MMP)を利用することで、取り込んだオフライン情報を基にしたターゲティングを簡単に行うことが可能です。

 例えば、顧客管理データベースにある年代性別、家族構成データをAdobe Analyticsに取り込んだ、通信販売サイトのケースを考えてみましょう。

 それらの顧客データを活用することで、どのようなアクションが可能になるでしょうか? 3月のシーズナルイベントといえばホワイトデーがありますが、もし訪問者の性別等がわかればいろいろなパーソナライゼーションのアイディアが思いつくと思いませんか?

 まず性別というカスタマープロファイルで考えてみましょう。この時期、ホワイトデーに関心があるのは女性会員よりも、バレンタインデーのお返しを探している男性の訪問者だと考えられます。そして実際に昨年のデータを分析するとその傾向がはっきりと見いだせたとします。

 そうすると性別というプロファイルを利用し、男性だと認識できる訪問に対してはランディングページでホワイトデー特集を大きく訴求し、女性会員には通常のランディングページを見せることで、追加の売上を生み出す可能性があるかもしれない、と見立てることができます。

 さらに、年代家族構成というプロファイルを掛けあわせてみましょう。

 もし家族構成未婚ステータスであれば、「本命チョコ」へのお返しを探しに来ているかもしれません。その場合、多少高価でも魅力的なアイテムが売れるかもしれません。

 一方、既婚ステータスの40代の男性であれば「ビズチョコ」のお返しを探しにサイトに訪問しているのかもしれません。そうすると廉価で一度にたくさん購入できるアイテムが好まれるでしょう。

 これらの見立てがデータ分析によって裏付けられるとすれば、ランディングページの訴求内容に反映させることで、更なる効果が得られる可能性が考えられます。

特設ページ「オムニチャネルでのデジタルマーケティングを進化させるには?」公開中!

次のページ
Adobe Audience Managerを用いたパーソナライゼーション

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
アドビ流オムニチャネル時代のデジタルマーケティング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

祖谷 考克(ソタニ タカヨシ)

アドビ株式会社 DXインターナショナルマーケティング本部 執行役員 本部長

広告会社にてマーケティング領域全般のプロデュース業務に約15年従事。ブランドマーケティングだけでなく、デジタルコミュニケーション戦略立案、施策最適化など、デジタル領域でのプラニング/プロデュース業務も担う。2013年よりアドビに...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/06/18 16:07 https://markezine.jp/article/detail/22004

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング