米AdRollは東京オフィスを新設し、3月2日より日本での営業活動を開始することを発表した。東京オフィスは、サンフランシスコ本社、ニューヨーク、ダブリン、シドニー、ロンドンの地域オフィスに次ぐ世界で6番目の拠点。取締役会長には元Google Japanの代表取締役を務めていた有馬誠氏、代表取締役社長には香村竜一郎氏が就任する。
同社が提供するリターゲティング・プラットフォームは、全世界で2万を超える広告主が採用。顧客データを活用し、プラットフォームやデバイスを問わずに、効果的な広告キャンペーンの実施を支援している。またGoogle、Facebook、Twitter、iAd、および他のウェブサイトなどの広告インベントリソースにわたり、透過性の高いリーチを実現する。
日本での事業開始にあたり、ソリューションのローカライゼーションを行い、日本の顧客に対して包括的なアカウント管理サービスを提供する体制を整えている。また、サイバーエージェント、オプト、セプテーニをはじめ、13社とセミ・ローンチへの参加契約を締結し、複数のプラットフォームやデバイスにわたり、高度なリターゲティング広告展開を実現する。なお、サイバーエージェントが提供するデータフィードマネジメントサービス「CADataFeed Manager」においては、AdRollプラットフォームとの国内初のデータフィード連携がすでに完了している。
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