ジャストシステムは、同社が提供するセルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、10代~60代の男女560名を対象に、『有料動画配信サービス実態調査』を実施した。
6割が「視聴したいコンテンツ」がきっかけに動画配信サービスの利用を開始
有料動画配信サービスを利用している人に利用のきっかけを聞いたところ、「視聴したいコンテンツがあったから」(61.6%)、次いで「無料トライアルがあったから」(20.2%)、「いつでも好きな動画を視聴できるから」(12.1%)という結果となった。男女別で見てみると「視聴したいコンテンツがあったから」が最も多いという結果は同じだったが、女性は「いつでも好きな動画を視聴できるから」が2番目に多い(20.5%)のに対し、男性は6.7%となった。女性は、いつでも自分の好きな時間で見られる柔軟さにより好感を持つことがわかった。
視聴に使うデバイス、10代では「スマートフォン」が主流
有料動画配信サービスを利用している人に視聴時に主に利用するデバイスを聞いたところ、57.6%の人が「パソコン」と答えた。10代に限ると「スマートフォン」(38.9%)が最も多く、他の世代に比べても「スマートフォン」での利用率が顕著に高い傾向にあることがわかった。また、「パソコン」からの利用率は33.3%だった。
利用者の4人に1人が「良いサービスがあれば、乗り換えてもいい」
有料動画配信サービスを利用している人のうち、「良いサービスがあれば乗り換えてもいい」と答えた人は26.3%で、特に30代は37.5%と高い傾向にあった。
若年層からの認知度が高い「Netflix」
有料動画配信サービスについて「利用している」「利用を検討している」「興味がある」と回答した人のうち、今秋より日本でサービス開始予定の「Netflixを知っている」人は30.5%となった※。年代別に見ると、20代は45.4%、30代は44.4%と高く、若い世代での認知度が特に高いことがわかった。
※「日本に進出したら利用する」「利用を検討している」「知っているが興味はない」の合計。
【調査の実施概要】
調査期間:2015年7月10日(金)~7月14日(火)
調査対象:10代から60代までの男女560名
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