Kii、KDDI、大日本印刷の3社は、IoT時代の企業間関係を生み出す企業連合「Kiiコンソーシアム」を設立した。同コンソーシアムでは、参加各社がIoT導入事例の共有、世界の標準化動向や最新のアーキテクチャ把握をすることでIoT機器やモバイルアプリの開発のハードルを下げるとともに、その成果を社会へ発信すること目指す。
IoT分野では、関連する技術やノウハウが多岐にわたるため、複数の企業間で機器やアプリケーション、クラウド環境などの開発者が深く連携して役割を分担する必要がある。だが、利用技術やプロセスの蓄積は各社個々の努力に委ねられているのが現状だ。そこで今回の取り組みを進めるに至った。
今後3社は機器メーカーやシステム開発会社などに同コンソーシアムへの参加を広く呼びかけていく。また、すでに21社の参加が決定しており、2016年3月末までに30社に広げていく予定。
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