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UI/UX改善“実践”レポート

6年ぶりに製品のUI/UXを大改善、そこで学んだノウハウを共有します

UXプランニング「3つのゴール」

 坂本さんに相談した後に、UXプランニングの企画書をいただきました。以下がご提案いただいた内容です。まず、相談した内容を踏まえ、UXプランニングのゴールは以下の3つを目指すことにしました。

  1. 新しいコンセプトの策定
  2. 新コンセプトの深い理解と共通認識の醸成
  3. 新コンセプトを実現するプロトタイプを作成

 参加メンバーがコンセプト策定やプロトタイプ作成を通じてお互いの共通認識を作り、その過程で、私たちは「誰」を幸せにするのかを把握し、方法を考える、というものです。

UXプランニング「3つのフェーズ」

 目標が定まったところで、早速UXプランニングの実行に移ります。取り組みは3つのフェーズに分けて進行しました。

  1. 調査・分析(2015年5月~6月)
  2. プランニング(2015年6月~7月)
  3. プロトタイピング(2016年1月~)

 このうちプロトタイピングは、新カレンダーの実装とスケジュールが被ってしまったので、時期をずらして行うことにしました。

 これらを、部署横断のプロジェクトメンバー10人(営業3名、開発3名、マーケティング1名、サポート1名、業務推進1名、社長)と、坂本さん、同じくネットイヤーグループのディレクター谷さんの2人を加えた12人によるワークショップ形式で取り組むことになりました。部署間の共通認識もゴールのひとつですから、本来は全員が参加必須です。が、全員が揃うのはやはり難しかったです。場所は広めの会議室で、毎回2時間行いました。

はみ出しコラム:スケジュールが合わない!

 会社にほとんどいない営業や、捕まえられない社長、空きのない会議室など、ワークショップ開催の最大の障壁はスケジュール調整です。特に、12名の参加者を収容でき、ホワイトボードを複数枚並べられる会議室を2時間確保するのは難しく、なんとか会議室を抑えても、今度は参加必須メンバーの都合が悪くなってリスケ、がしょっちゅうでした。

 個人的には、営業と会議室を含む8名以上の予定を抑えるには、スケジューリングを行う時点から3週以上先の日程から探し始めるのが確実だと思っています(もちろん会社によりますが)。

 前段階の説明が長くなりましたが、次回からは具体的にワークショップでどんなことをしたかについてレポートしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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この記事の著者

田中 倫太郎(タナカ リンタロウ)

rakumo株式会社 チーフデザイナー
UIデザインとアートディレクションを担当。記者、ライター、eラーニングコンテンツの開発、ニュースメディアのアートディレクターを経て、2008年より現職。因果性や仕組みに興味があります。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/01/29 10:00 https://markezine.jp/article/detail/23753

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