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インターネット「真価」論(前編)~ネットクチコミでバカ売れの“ウソ”

2007/12/27 11:00

ホリスティック・マーケティングを考える際に大切なのは、それぞれのメディアやツールの持っている本当の価値を正しく把握することです。その上で適材適所な活用をしなければなりません。過大評価も、過小評価も、そこにあってはいけません。今回は、筆者が10年以上関わってきたインターネットの価値について理解しましょう(この記事の後編はこちらへ 、バックナンバーはこちらへ )。

インターネットとはなんなのか

 久しぶりの更新になりましたが、今回は先日講演した際の資料「マーケティングの責任者から見たインターネットの本当の価値」を参考に、インターネットの価値について話します。この資料を自分のブログ で紹介したところ、4000回近くダウンロードされました。また、多くの方から社内で回覧したという連絡もいただきました。本当にありがとうございます。PowerPointの資料だけではわかりづらい箇所もありますので、この連載で取り上げ、補足できればと思っています。また、公開しているPDF をあわせて見ながらだと理解が深まるのでオススメです。

 さて、本題にはいりましょう。インターネットの定義は多岐に渡ります。Wikipediaを見ても、広義には「複数のコンピュータネットワークをインターネットワーキングと呼ばれる技術により相互接続したネットワーク(an internet)」とあり、また狭義には「広義のインターネットに該当するものどうしが非常に大きな規模で国際的に広く相互接続されている状態、またそれ全体をネットワークとみなしたときの呼称(The Internet,The Net)」と定義付けられています。

 よくわからないですね。

 実際、メールやブログは「インターネット」として見られています。mixi、Twitter、ニコニコ動画もSecond Lifeも「インターネット」です。これらはサービスとしての側面ですね。そして、ケータイやニンテンドーDSなどもインターネットです。これらは端末、利用機器としての側面です。

 例えば、筆者は最近ニンテンドーDSの「ファミスタDS」というゲームを購入しました。このゲームではWi-Fiを通じて、全国のゲーム購入者とオンライン対戦ができます。これまでもPCゲームでは「オンラインゲーム」というジャンルのゲームがあり、インターネットを通じて仲間と遊ぶことができました。これもひとつの「インターネットの価値」と言えるでしょう。

 ゲーム端末のネット接続も、今に始まったことではありません。筆者がまだニフティに勤めていた1998年頃にはセガサターンでインターネット接続ができました。当時との変化は「簡単になった」ことと、「接続するユーザーが増えた」ことです。この変化はものすごく大きいです。昔はネット対戦を希望しても、なかなか相手が見つかりませんでしたが、今では対戦相手が簡単に見つかります。

 このように、インターネットは身近なところでも活用されていますし、その領域はこの先もますます広がっていくでしょう。しかし、今回は広告メディアやマーケティングツールとしてのインターネット(とその価値)を取り上げたいので、「(特にPCを中心に)たくさんの人がオンラインで繋がった状態とそのサービス」をインターネットの定義とします。

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