電通と電通デジタル・ホールディングスは、統計的手法を用いたクラウド型のデータ分析ソリューションの企画・開発・提供を行うサイカに出資。デジタルマーケティング領域における統合分析(アトリビューション)ソリューションの開発・推進で業務提携することで合意した。
今回の業務提携において、電通の広告コミュニケーション領域における知見・ノウハウと、サイカが2016年5月に発売を予定している、マーケティングの全体最適に特化した新ツール「XICA magellan」を組み合わせることで、多様なコミュニケーション活動を体系的に分析し、全体としての効果をさらに高める企画力と実施力の向上を目指す。
具体的には、テレビCMやインターネット広告の出稿量や関連するオンライン情報、およびパソコンやモバイルなどのデバイスを横断するデータを利用し、クロスメディア展開によるプロモーション活動がどのように影響し合い、売り上げやコンバージョン(成果の達成)などにどう影響を与えているかなど統計学的な分析を行っていく。
これにより、直接的に影響を与える施策のみならず、間接的に寄与する施策の効果の可視化や、従来は定量的な効果が見えづらかったテレビCMの統計的な効果測定、またコミュニケーションプランの策定時に効果を最大化するための予算シミュレーションなどを実現する。
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