トレジャーデータは、2016年4月より、プライベートDMPソリューション「TREASURE DMP(トレジャー ディーエムピー)」の提供を開始した。同ソリューションは同社のクラウド型データマネージメントサービス「トレジャーデータサービス」を基盤に、データの収集・分析から施策の実行に至るまでをワンストップで実現するもの。
「TREASURE DMP」は、様々なチャネルにおける利用者のログデータを収集できるほか、収集したデータを元に、各種のマーケティングツールやサービスと連携して、マーケティング施策を実行することが可能になる。
さらに、サードパーティのデータを用意しておくことで、簡単に自社データと統合して分析することも可能となる。
あわせて同社は、パートナーエコシステム「TREASURE NETWORK(トレジャー ネットワーク)」を立ち上げることを発表した。現在、以下の企業が参画を表明している。
主にデジタルマーケティング領域、およびデジタル広告領域でデータ活用を進めたいと考えている企業を対象に、パートナー企業と共に、「TREASURE DMP」を提供し、3年間で200社の導入を目指す。なお既に、資生堂が「ワタシプラス」へ同プラットフォームを採用することが決定している。
これまで企業では、広告宣伝部門やマーケティング部門、CRM部門など、部門ごとで展開される施策と、それらをサポートするシステムや紐づくデータが連携されていないことが多かった。一方、生活者様々なタッチポイントでのコミュニケーションを経て、購買行動をとっている。
この変化対応し、ビジネスを拡大するためには、横串でデータを統合し、分析、実行できるプライベートDMPが望まれていた。トレジャーデータは、多くのクライアントが、各チャネルごとにトレジャーデータサービスにデータを収集し、ユーザーの分析結果を活用している状況を受け、収集・分析から施策への連携を、ワンストップで実現する「TREASURE DMP」を提供するに至った。
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