電通は、平成20年度仕事始式を1月4日に開催、高嶋社長は2008年を「変革」スタートの年と位置づけ、その課題と戦略について語った。
電通グループは2007年、デジタル化とグローバル化への取り込みが不可欠として、オプト社との資本業務提携の強化、米・英アティック社の経営権の取得を進めてきたが、今後も引き続き多面的な投資や事業拡大を図るとしている。
高嶋社長は電通グループの課題として、「課題解決力」を挙げ、クライアントは広告枠ではなく課題解決策を求めているとして、社員の1人1人のクリエイティビティ、サービス品質やコスト競争力を向上させ、グループ各社が連携して戦略立案や事業への取り組みを行うための体制づくりに着手したいとしている。また、新しいビジネス・モデルを作り出していく「事業の育成」、インキュベーション機能の仕組みを早急に立ち上げるとしている。
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