電通アイソバーは、産業とテクノロジーのコラボレーションで、新しいビジネス領域をつくり出すことを目的に、ビジネスイノベーションプロジェクト「KUMU」を始動した。
高齢化、過疎化、第三次産業従事者の増加傾向といった様々な要因によって、地方の第一次産業・観光産業は厳しい現状におかれている。また、デジタル化する時代において、両産業ではデジタルの活用がいまだ限定的であるのが現状だ。
だが同状況は、デジタルの活用価値を高める好機だともいえる。そこで、同社は今回の取り組みを開始するに至った。
取り組みの第一弾として、2016年6月10日(金)~12日(日)に、宮城県石巻市にて、第一次産業・観光業活性化のためのアイディアソンを開催する。具体的には石巻の次世代を担う若者、ディープラーニング技術を応用して画像識別システムを構築するLeapMind社、ソフトウェア開発等の学習の場を提供するイトナブ石巻がチーム戦でアイディアを競う。また、優勝チームのアイディアは、 実際の活用にむけて開発をする予定。
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