デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)と、技研商事インターナショナル(以下、GSI)は、郵便番号レベルの居住エリアターゲティングを可能にするDACのDMP「AudienceOne」と、国内2,000社以上が採用するGSIの商圏分析ツール「MarketAnalyzer」を独占的に連携。商圏分析からオンライン広告配信までのワンストップサービスの提供を開始する。
従来、オンライン広告でのエリアターゲティングの実施には、都道府県レベルの広域なユーザー居住地指定が主流であり、高度なエリアマーケティングには対応していなかった。一方で、若年層を中心にした生活者をリアル店舗に誘導するためにオンライン広告を商圏単位で配信したいというニーズが高まっている。
今回の連携はこのような問題を解決するためのもの。広告会社や広告主は、新聞折込広告や無宛名DMなどオフラインメディアで行っていたようなセグメンテーション手法をオンラインに活用することが可能になる。また媒体社は、自社webサイト閲覧者の居住エリアを統計的に把握することができるため、例えば不動産情報を提供するサイトの場合、販売物件ページ閲覧者の居住地を郵便番号レベルで把握することにより、新たなマーケティング活用が期待できる。
【関連記事】
・DAC、郵便番号単位でのターゲティング技術開発~DSP「MarketOne」活用した広告商品リリース
・マーべリック、エリアターゲティングシステムを開発~ヒートマップで折込広告を効率化
・「Marketo」と 「どこどこJP」が連携 IPアドレスもとにBtoBコミュニケーションを最適化
・良品計画がウイングアーク1st「MotionBoard Cloud」を導入、商圏分析に活用へ
・オリコム、インモビ ジャパンと「居住者ジオターゲティング」を開発