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ゼロスタートが提示する、EC検索データ活用の可能性(AD)

レコメンドエンジンは導入後のチューニングが肝要、ストリームとゼロスタートのチームワークに迫る

データのない新商品も、ロジックを駆使して適切なレコメンド

 「レコメンドエンジンは導入したら終わりではなくて、サイトの事情に合わせて個別にチューニングしていくことが重要」と出張氏は語る。なぜなら、単純に“一緒に買われている商品”を表示するように設定しただけでは、関連性の低い商品が表示されてしまう場合があるからだ。

 有名な例え話だが、金曜日の夕方にスーパーでオムツとビールが一緒に売れることが分析でわかったとする。この背景には、オムツを買ってくるように頼まれたお父さんが、自分のビールも買っているといったところだろう。だからといって、ECサイトでもビールをカートに入れた人にオムツをレコメンドしていいわけがない。だが、単に“一緒に買われている商品”と設定すると、そういったレコメンドが出てしまう。

 例えば「ECカレント」の場合、「チューニングをしなかったら、ドライヤーをカートに入れると音楽プレイヤーがレコメンドされる。けれど、エモーションを考えると本来ならドライヤーならヘアケア商品をレコメンドした方がいいし、音楽プレイヤーならオーディオの方がいい。今見ている商品がどのカテゴリなのか判断して、それと大枠で同じ商品を強く出す形です。これはサイトの取扱商品やカテゴリによっても異なるため、調整が必要です」(出張氏)

 「ECカレント」側でも、以前導入していたレコメンドエンジンでは、家電商品と風邪対策の商品が一緒にレコメンドされてしまうようなことがあったため、カテゴリの優先度合いの調整は重要課題だったという。

 「さらには、データの不足への対応も懸念事項でした。例えば、レコメンドデータがまだない新商品はどうするかがあげられます。ゼロスタートさんにご相談したところ、新商品が属するカテゴリの“人気商品ランキング”のデータを混ぜてレコメンドしていただくなど、データがまだ十分揃っていなくても適切なレコメンドを実現していただきました」(井料氏)

週1回のミーティングで築いた信頼関係が強み

 また両社のやりとりで特徴的なのが、密に連絡を取っていることと、ゼロスタートの知見を活かした迅速な対応だ。

 「定期的に確認しているのは、レコメンドの商品をクリックしてもらえたかどうか、その先で買われたかどうか。それをふまえて週1回ミーティングをしています。他にも、ちょっと疑問に思ったことは常に共有しています」と津川氏。課題が見つかっても、多くの場合、ミーティングから1週間以内に解決策を得られるという。

 「先ほど触れた新商品のレコメンドも、実はレコメンド経由での売上が落ちてしまったことがありました。それも、すぐに対策をしていただけました」(津川氏)

 「管理画面で細かな設定をしなくてすむのも魅力です」と井料氏。ゼロスタートでは基本的に導入企業が管理画面で細かな設定をするのではなく、ゼロスタート側がチューニングを行うようにしている。「現場の方が調整をしてトライ&エラーを行うことも重要ですが、私達のノウハウを活かすことで、最短ルートでの問題解決ができると考えています」(出張氏)

  実際に、“この商品のときにこのレコメンドは少しおかしいと思う”というような感覚的な細かいリクエストでも、「すぐに対応してもらえ、売上にも反映される」と井料氏は満足顔だ。

 「ツールを入れたらあとは自分達ですべてやらなければならない、という状態だけは絶対に避けたかった。なぜなら、『管理画面を使って自分達で改善していくことが、スピーディに見えて実はかなり難しい』と他のサイトで経験していたからです。ツールを活用できないのであれば意味がありません。その点、現状では、ゼロスタートさんの豊富な知見もご教示いただいてレコメンドの最適化がされています」(井料氏)

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データがなくても、ロジックを駆使して適切なレコメンドを出す

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/08/23 10:54 https://markezine.jp/article/detail/24824

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