サイバーエージェントのアドテクスタジオは、人工知能をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、電気通信大学と産学連携することを発表した。
「AI Lab」は、人工知能を活用したアドテクノロジーの広告配信技術の研究・開発を目的に2016年1月に設立した研究開発組織。近年、ユーザーとのコミュニケーションを自然言語にて自動対応するチャットボット事業が注目を集めているが、アドテクスタジオでは2016年7月より人工知能を活用したチャットプラットフォーム「AI Messenger(エーアイメッセンジャー)」を提供。同サービスの会話エンジンも「AI Lab」にて研究・開発を行っており、その精度向上や、より人間らしい対応の実現へ向け、対話システムの研究・開発強化を目的に、この度の電気通信大学と産学連携に至った。電気通信大学大学院 情報理工学研究科教授 南泰浩氏を対話システム研究のアドバイザーとして招聘する。
これまでも「AI Lab」は、東京大学、明治大学、静岡大学との産学連携を進めてきた。今回、新たに電気通信大学と産学連携したことにより、4つの大学と各AI分野において研究を行い、今後も、企業とユーザーをOne to Oneで結び、最適なタイミングで最適な情報を届ける広告配信技術の実現を目指し、研究・開発に努めていく。
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