Fringe81とMomentumの両社は2016年11月18日、デジタル広告の透明性向上のため、デジタル広告の出稿実績を第三者的に監査する「Transparency Management」の提供を開始した。
今回提供するサービスでは、ブランドが毀損されるコンテンツを含む媒体のリアルタイム監視や配信停止、ブラックリスト化を行う。さらに、媒体レポートとは別の独立した第三者配信レポートを提供し、その上で安全性と成果目標を含めたメディアプランニングとコンサルティングを実施する。これにより、ブランドセーフティーだけでなく、広告成果の向上も同時に実現する。
デジタル広告領域においては、アドネットワークやDSP、SSPのようなサービスの登場をきっかけにプログラマティックバイイングが浸透し、様々な媒体に広告出稿が可能となった。
その一方で、配信先への透明性が損なわれており、昨今、欧米から警鐘が鳴らされた「広告不正(Ad Fraud)」、「ブランドセーフティー」という課題が、日本国内でも表面化してきている。
そのため、Fringe81ではデジタル広告の透明性の向上を目指し、広告不正対策ツールを提供するMomentumと協議、テスト開発を重ね、共同でサービスを提供するに至った。
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