Googleは2月3日に公式ブログにおいて、“Yahoo! and the future of the Internet”というタイトルで、今回のMicrosoftによる買収提案が、インターネットの根底的な原理である“openness and innovation(開放性と革新性)”をおびやかすものであると批判。さらに、Wall Street JournalやREUTERなどのニュースサイトの報道によると、検索エンジンのシェアでNo.1の立場にあるGoogleは、Yahoo!に対して助けの手を差し伸べる用意があると申し出たという。Microsoftの提案とともに、Yahoo!はこの申し出も検討中。
これと並行して、米司法省が反トラスト法にもとづいて、今回のMicrosoftの買収提案についての調査を開始することも報じられている。しかし、米メディアは現在、Microsoftの買収提案が実現すると見る向きもあり予断を許さない状況となっている。また、この影響は日本の株式市場にも及んでおり、日本のヤフー株とヤフーの筆頭株主であるソフトバンクの株価が高騰している。
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