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デジタル化で変化する交通広告~キリンビバレッジが取り組んだ 駅×Twitterサンプリング施策とは?

ほしいと思った瞬間に入店して購入できる

 実際に取り組んでみてNewDays ビジョンには他のデジタルサイネージにはない強みがあると木暮氏は感じているという。

 「従来であれば、お店にサイネージがついているという考え方ですが、NewDays ビジョンはサイネージにお店がついている。お客様はサイネージの情報を見て、ほしいと思ったらすぐに商品を買えるのです。この環境は素晴らしいですね。私たちはメーカーですから、広告で商品の認知度を上げることも大切ですが、最終的には商品を手に取っていただきたい。認知から購入までを短くできる点は大きなメリットだと思います」(木暮氏)

 交通広告のデジタル化の流れは、これからも加速していくと考えられる。その状況で、駅という人が多く集まる場所でデジタルとリアル店舗をつなげられる意味は大きい。

既存媒体に無かった新たな魅力とは?

 「NewDays ビジョン設置の目的は大きく二つあります。一つは今回のキャンペーンで行ったような店頭に並んでいる商品のアピール。もう一つがJR東日本の駅における圧倒的な流動を活用した広告媒体としての利用です」(石井氏)

 NewDays ビジョンは現在進行形で設置場所が増えており、2017年4月には71駅140面で展開される。広域設置によるネットワーク発信を行えば1日に約900万人が媒体の前を通行する計算だ。

 「2017年内に200面を目標に増設中です。さらに駅という場所柄、日常的に駅を使用する人も多いため、出稿期間に何度も情報に触れる機会があります。。そのため保険などのサービスを提供する企業様にもご活用いただいています」(石井氏)

 「広告を出すなら、より多くの方に見ていただきたい。駅という生活に溶け込んでいる場所で、自然に情報を受け取っていただける点は大きいと思います」と木暮氏。実際に、本キャンペーン期間中にキリンビバレッジのTwitter公式アカウントのフォロワーは1万人ほど増えたという。

 さらに音も流せるため、クライアントが保有するテレビCMをそのまま活用できる点や、音楽や俳優のセリフを重視したエンタメコンテンツのPRにも有用だ。「今回はキャンペーン専用のクリエイティブを制作しましたが、テレビでは届かない人々へのメッセージングにも期待できます」と木暮氏は語る。

 「テレビCMは限られた時間でブランドのメッセージを凝縮したもの。訴求力はあると考えています。ですが、例えば私たち社会人は勤務時間中にテレビを見ることはありません。その点、NewDays ビジョンならそのような方々の目にも入ります。テレビCMを補完できるのではないでしょうか」(木暮氏)

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放映した商品の売上動向で効果検証

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/06/27 16:09 https://markezine.jp/article/detail/26225

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