GMOインターネットグループのGMOメディアが運営する、10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は、「10代女子のスマホ事情に関する調査」を実施した。回答者で最も多い年齢は「15歳(25.8%)」で、「中学生(46.9%)」と「高校生(46.7%)」がほぼ同数となった。
初めて持った携帯、約半数が「スマホ」と回答
スマホを所有している10代女子に「初めて持った携帯電話の種類」を質問したところ、約半数が「スマホ(48.1%)」となり、「ガラケー(28.0%)」「キッズケータイ(21.7%)」と続いた。
また、「初めてスマホを持った時期」を聞いたところ、「中学生(43.5%)」が最多となった一方、「小学生以下」(小学校高学年、小学校低学年以前の回答を合算)でスマホを持ち始めた女子も4割弱(35.6%)にのぼることがわかった。
スマホの利用ルール、中学生と高校生で違い
次に、「スマホの利用方法について親と決めていること」を聞いたところ、高校生以上は「特に決めているルールはない(52.9%)」が過半数となった。一方で中学生については、約7割の女子が何らかのルールを決めていることがわかった。
具体的には「学校にスマホは持っていかない(35.7%)」「利用可能なサービス・機能を決めている(26.3%)」「1日で利用する時間を決めている(25.5%)」といったルールが上位にのぼった。
アプリDLのきっかけは友達の口コミ/約8割がアプリ整理行う
続いて、「アプリ」に関する調査を行った。まず、「アプリをダウンロードするきっかけ」を聞いたところ「友人・知人からの口コミ(42.7%)」が最も多く、「アプリストアで直接検索して(36.1%)」「アプリストアのランキングを見て(33.2%)」と続いた。
また、ダウンロードしたアプリを整理するか尋ねたところ、「フォルダ分けして整理する(55.8%)」という10代女子が過半数にのぼった。さらに「フォルダ分けはしないが定期的にアプリの整理をする(21.7%)」と合わせると、約8割が何らかの方法でアプリを整理していることがわかった。
10代女子のアプリ整理法とは
アプリを整理すると回答した10代女子に、アプリを整理するときのこだわりを尋ねたところ、「アプリの機能別にフォルダ分けする(55.6%)」が過半数にのぼって最多となった。その他、「よく使うアプリを1ページ目に置く(35.4%)」「よく使うアプリをドックに置く(31.1%)」「あまり使わないアプリをフォルダに入れてまとめる(29.0%)」「待ち受け画面に被らないようにアプリを配置する(28.6%)」がそれぞれ約3割となり、10代女子の多様なこだわりが浮き彫りになった。
LINEの利用率はほぼ100%、登録する友だち数は
今や10代の多くが利用している「LINE」について尋ねたところ、10代女子のほぼ全員が「LINEを使っている(99.6%)」ことがわかった。また、「LINEに登録している友だち数」は「51~100(37.8%)」、「101~200(31.6%)」と続き、「101人以上」という回答を合算すると4割を超えた。
【調査概要】
調査テーマ :10代女子のスマホ事情に関する調査
調査対象 :スマホを所有している、中学生以上の10代女子
調査期間 :2017年6月16日~2017年6月19日
調査方法 :インターネットリサーチ
有効回答数 :1,763名
調査主体 :プリキャンティーンズラボ
※本調査レポートの百分率表示は四捨五入で端数処理を
行っており、合計しても100%とならない場合あり
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