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【調査】将来の成長に先行投資 加速するネット広告企業の東南アジア展開

2017/09/25 08:30

 本コラムでは、デジタル広告の新領域や日本以外の市場動向について紹介する。2010年代以降、東南アジアへ日本の主要ネット広告事業者の進出が続いている。今回は東南アジア地域のネット広告市場全体の特徴について、基本的な解説を行う。

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最も多いのはタイ、複数国組み合わせではインドネシア+タイが最多

 東南アジア地域は、自動車・家電などに代表される製造業の進出が進んでいる。帝国データバンクが2016年5月に公表した調査結果(※)によると、ASEAN地域に進出している日本企業は、1 万1,328 社。業種別では製造業が4,925社、卸売業が2,825社となり、製造業・卸売業の2業種で全体の約7割弱を占める。また、サービス業は1,696社である。進出国別ではタイが 4,788社でトップ、2位がシンガポールで2,821 社、3位がベトナムで2,527社となる。

日本企業の進出社数(※帝国データバンクASEAN 進出企業実態調査 2016年5月を参考に作成)
日本企業の進出社数
(※帝国データバンクASEAN 進出企業実態調査 2016年5月を参考に作成)

 また、複数国に進出している企業の進出国組み合わせの上位は、「インドネシア+タイ」が324社でトップ、これに「シンガポール+タイ」269社、「タイ+ベトナム」218社、「シンガポール+マレーシア」155社、「タイ+マレーシア」141社、が続いている。

 ネット広告業界が東南アジア市場に進出し始めたのは、2010年代に入って以降。2000年代後半までの中国、韓国や台湾などへの進出ブームが一巡した後のことだ。この地域での展開が早く注目されたのは、アドウェイズやマイクロアドが挙げられる。

 両社は元々海外展開が早く、2000年代後半には中国・台湾などの中華圏への進出を果たした。その後2010年代に入り東南アジア地域に展開を進めている。

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