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MarkeZine Day 2025 Retail

VUI(音声インターフェイス)の最前線

Amazon Alexaも上陸 AIスピーカーで、ブランドと生活者の新しいタッチポイントが生まれる

マーケティング担当者がすぐに始めたほうがいい3つのこと

 今後は、たとえばレシピアドバイザーが提案してくれた料理をつくることに決めたら、その場で必要な食材を注文したり、ついでにキッチン周りの小物も買ったりと、ECサービスへの連携も期待できるだろう。

AIスピーカーがレシピをおすすめして、必要な食材の調達を助けてくれる世界が現実に
AIスピーカーがレシピをおすすめして、必要な食材の注文までサポートしてくれるかもしれない

 生活者との新たなタッチポイントをつくり出す意味で、AIスピーカーはさまざまな可能性を秘めている。そこで、マーケティング担当者に「今日から始めたほうがいいこと」を3つ提案したい。

  1. 「音声」を介した顧客との接点の可能性について検討を始める
  2. 先行しているアメリカでのブランド活用事例のリサーチを始める
  3. プロトタイプをつくってみる

 アメリカの事例を見ても、もともとスマートフォンのアプリやWebサービスを持っている会社やブランドが、既存のコンテンツをベースに音声UI版をつくっているケースが多い。もしテキストのコンテンツを持っていれば、それを元に音声UI版のプロトタイプをつくるのはさほど難しくはないので、いろいろやってみて可能性を探ってみるのがいいだろう。

 当社WHITEでも、そうした動きをサポートできるよう、この10月に音声UI開発の専門チームを立ち上げた。実は私たちも、Google Homeの日本での発売に合わせて、2つの音声アプリケーションを開発・リリースしている。その経験から、音声だけでコミュニケーションを成立させる上での問題をクリアする「ちょっとしたコツ」もつかめてきた。

 今後マーケティングにAIスピーカーの活用を考えるなら、早めに着手すべきと考える。ただ、それよりも、まずはユーザーとして、音声UIの世界を、家族や友人と楽しんでみてほしい。新しい体験が、創造性を刺激するはずだ。

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この記事の著者

神谷 憲司(カミヤ ケンジ)

株式会社WHITE 代表取締役社長。クリエイティブディレクター兼クリエイティブテクノロジストとして活動しながら、テクノロジーを起点とした新しい広告体験や製品・サービス開発に携わる。国内外の広告賞受賞歴も多数。2015年テクノロジーイノベーション事業会社、WHITE Inc.を立ち上げる。2016年SXSW Inte...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/11/09 10:20 https://markezine.jp/article/detail/27336

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