アイリッジが開発した電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」が、ハウステンボスが決済システムの実証実験として導入する電子通貨「テンボスコイン(仮称)」に採用された。
同通貨は長崎県佐世保市にある大型リゾート施設、ハウステンボス内で利用できる電子通貨となっている。そして今回の採用にあわせ、ハウステンボスの従業員を対象に、2017年12月中旬から約3ヶ月間、実証実験を行う。社員食堂をはじめ、場内のレストランや物販店舗で使えるようにし、ユーザビリティなどの検証や商用化に向けたサービスの企画検討に活用する。
今後アイリッジとハウステンボスは、実証実験を通じて、利用シーンや技術面・セキュリティ面での課題を抽出し、本格運用に向けた改善を行っていく。その上で、金本位制に基づいた仮想通貨としての可能性も視野に入れ、開発を進めていく予定だ。
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