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DACの「AudienceOne Discovery」、エリアマーケティング用の統計データを拡充

 DACと技研商事インターナショナル(以下、GSI)は、DMP「AudienceOne」のデータ提供モデル「AudienceOne Discovery」に、オンラインの興味・関心オーディエンスデータを活用したエリアマーケティング用の統計データを拡充し、広告主および広告会社向けに提供を開始した。

 また、GSIの商圏分析ツール「MarketAnalyzer」を通じて同データを導入することで、従来は実現しなかった大規模かつ更新性のある興味・関心データに基づくエリアマーケティング活動が可能となる。

 昨今、企業のエリアマーケティング活動においては、性別や年齢の情報を統計的に集計した国勢調査等の大規模調査データの利用に加え、嗜好性情報収集のために個別でリサーチを行う企業も増加している。

 しかしながら、個別リサーチの場合、聴取項目数の制約により網羅的に情報を収集することができず、分析に活用できるサンプル数が少ないといったデータ量の懸念点があり、市区町村単位でのエリア分析に限界があった。また、ユーザーの興味・関心が変化しやすく、最新の情報を収集するために都度リサーチを行わなければならないという点も懸念点として挙がっていた。

 そこでDACは独自アルゴリズムを活用した郵便番号単位の居住者判定技術と、ユーザーのオンライン行動データを解析した興味・関心データを組み合わせ、データ量と更新性を担保した興味・関心統計データを開発した。

 この統計データとGSIの商圏分析ツール「MarketAnalyzer」を連携することで、「MarketAnalyzer」の保有する全ての統計データとオンライン行動で捉えられるユーザー嗜好性のデータを組み合わせた詳細な分析など、エリアの特徴を捉えたエリアプロファイリングデータの拡充が可能となる。

 これにより、新聞折込広告や無宛名ダイレクトメールなどオフラインメディアを扱っていた広告主や広告会社は、オンラインユーザー行動を起点として、より効果的なエリアマーケティング活動を行うことができる。

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2017/11/21 17:30 https://markezine.jp/article/detail/27508

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