流通向けソリューションおよびPOSレジ・POSシステム開発のビジコムは、bitFlyerと連携し、Windows POSレジ「BCPOS」での仮想通貨「Bitcoin」(以下、ビットコイン)決済サービスを提供開始した。この連携により、日本の店舗でもビットコインで買い物ができるようになる。
ビジコムはビットコイン取引所であるbitFlyerと連携して、ビジコムが提供するPOSレジ「BCPOS」でのビットコイン決済を可能とした。「ビットコイン」と「BCPOS」が連携することで中小規模の店舗でも手軽にビットコイン決済を導入できるようになるという。
BCPOS導入店舗におけるビットコイン決済の利用方法は次の通り。会計時に精算方法として「bitcoin」を選択すると、ビットコイン決済用のQRコードを来店者に向いているカスタマディスプレイに表示する。来店者がスマートフォンのビットコインアプリ「bitFlyerウォレット」でそのQRコードを読むと、決済金額に対応したビットコインでの決済が完了する。店舗側への入金は、ビットコインではなく、日本円で入金される。
POSレジにおけるビットコイン決済連動の導入メリットとしては下記が挙げられるとしている。
- 専用ハードウェアが不要で、POSレジだけで精算から決済まで完了する
- 釣銭やクレジットカードのサイン・パスワード入力などのやり取りが不要
- 外貨からの両替が不要
- クレジットカードなどよりも手数料が格安(決済手数料1%、店舗側負担)
「BCPOS」はWindowsOS対応のPOSレジアプリで、中国人観光客に人気のスマホ決済WeChat Payや電子マネー、ICクレジットなどの決済手段に対応している。ビットコインの決済用QRコードを表示するカスタマディスプレイは購入品・金額表示だけではなく、お知らせなどを画像で表示するサイネージとしても利用可能。
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