KDDIのグループ会社であるSupershipは、同社の提供する媒体社向け広告配信プラットフォーム「Ad Generation」において、アプリ向けネイティブ動画広告の提供を開始した。
アプリ向け動画広告の配信機能を強化した最新のSDK Ver.2.9.0(Android/iOS)では、サーバー間連携による動画広告の配信に対応。これにより、「Ad Generation」が独自に提供するネイティブ広告の配信ソリューション「Ad Parts Collection(以下、APC)」形式による動画広告の配信が可能となりました。
APCは、アドネットワークと「Ad Generation」のサーバー間で広告配信に必要な“広告パーツ”を連携させることで、アドネットワーク各社のJavaScriptタグやSDKを使わずに、「Ad Generation」のSDKのみでスムーズなネイティブ広告を実現するソリューションだ。
カスタマイズ性の高いAPC形式の動画配信に対応したことで、新たにアプリのデザインにあわせて自由にレイアウトをカスタマイズできるネイティブ動画フォーマットの利用が可能となった。そのため、例えばタイムライン化されたフィードの中(コンテンツとコンテンツの間)に馴染ませるように広告を設置するなど、ユーザー体験に合わせたコンテンツデザインが実現できる。
なお、ネイティブ動画広告フォーマットの配信に対応するのは「AppLovin」、「AMoAd(AfiO)」のアドネットワークに加え、「ScaleOut DSP」や「LiftOff」などとなっている。
複数の動画配信事業者の広告を収益性に応じて自動で最適化しながら配信することで、案件の種類が偏ることなくバリエーション豊かな動画広告を表示することができる。そのため、これまでの動画広告の課題とされてきた広告在庫不足による空き枠で収益機会を損失してしまう点や、広告の種類が少ないことによるクリック率の低下などの問題解決に貢献でき、さらなる収益性の向上が期待される。
なお、従来より取り扱っているレクタングルバナーにおいても、動画やテキストなどの広告パーツをレイアウトしたAPC形式による動画広告の配信が可能になる。在庫が潤沢な従来型の静止画と動画広告を組み合わせながら収益性に応じて自動で配信を最適化することで、収益の最大化が狙えるようになる。
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