電通総研は、2018年1月から「よい社会づくりに貢献するために、コミュニケーションとマーケティングの領域で安全な議論の場を提供すること」を新しいミッションに掲げる。
同社は、客観的な正解がない現代社会の問題を解決するには、関係者が集まって状況を理解し課題を共有した上で議論を尽くす必要があるものの、現状そのような場が不足していると考えた。
そこで、社内メンバーおよび外部の有識者計15名を電通総研フェローとして選任。彼らによる自由な意見交換の場を設定することで、社会が抱える諸問題の解決に貢献していくことを目指す。議論の成果は、フェロー自身による情報発信や提言、実践に反映されるほか、電通総研主催のシンポジウムなどを通して公表していく予定だ。
なお主な活動テーマは、「よい社会におけるメディアの信頼性と社会的役割」と「人口減少社会におけるマーケティング活動と企業活動のあり方」である。
【新生「電通総研」概要】
(1)組織名称:電通総研(英文名称:Dentsu Institute)
(2)主な活動テーマ
・よい社会におけるメディアの信頼性と社会的役割
・人口減少社会におけるマーケティング活動と企業活動のあり方
(3)フェロー(五十音順)
・有園 雄一(zonari合同会社 代表執行役社長/株式会社電通デジタル 客員エグゼクティブコンサルタント)
・今田 素子(株式会社インフォバーン 代表取締役CEO・ファウンダー)
・氏家 夏彦(メディアコンサルタント/放送批評懇談会「GALAC」編集委員/元TBSメディア総合研究所 代表取締役社長)
・岡本 泰治(株式会社ディレクタス 代表取締役)
・奥 律哉(株式会社電通 電通メディアイノベーションラボ 統括責任者)
・倉成 英俊(株式会社電通 電通Bチーム クリエーティブディレクター)
・境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
・佐々木 俊尚(作家/ジャーナリスト)
・柴内 康文(東京経済大学 コミュニケーション学部 教授)
・末松(神原)弥奈子(株式会社ニューズ・ツー・ユーホールディングス 代表取締役社長)
・徳力 基彦(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 取締役CMO/ブロガー)
・並河 進(株式会社電通デジタル 執行役員 共同チーフクリエーティブオフィサー)
・深田 欧介(株式会社電通デジタル マーケティングコミュニケーションプランナー)
・丸岡 吉人(電通総研 所長)
・村上 憲郎(元Google 米国本社副社長)
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