SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

「親に許されないようなことをネットで行っている」世界で5人に1人の子どもが回答【シマンテック・オンライン生活調査】

 シマンテック コーポレーションは、世界8か国(米国、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、ブラジル、中国、日本)における成人/子どものオンラインライフスタイルを総合的にとらえた「ノートン・オンライン生活レポート」を発行した。この調査は、ひと月に1時間以上インターネットを利用する18歳以上の成人4,687人と、8~17歳の子ども2,717 人を対象に行われ、各国の成人/子どもユーザー数を反映するよう、必要に応じて重みづけされている。

子どもたちがインターネットで何をしているのかを把握している親は少ない。
※画像は本調査とは関係ありません。

オンラインでの社交・娯楽活動の一般化

 オンラインでの社交活動については、「インターネットで友人を作った経験がある」と回答した成人の割合は、中国が84%と最も高く、ブラジル77%、オーストラリア54%、米国45%、ドイツ45%、イギリス42%、日本38%、フランス31%と続いている。そのうち、「ネットでの友人がオフラインでの友人になったことがある」と答えた人は、6~8割にのぼっている。この各国別の傾向は子どもにも見られ、中国の子どもユーザーのうち、88%がオンラインで友人を作った経験があると回答。ブラジル74%、米国35%、イギリス44%、オーストラリア44%、フランス32%、ドイツ31%、日本20%と続いている。

 オンラインゲームの人気は非常に高く、米国では成人ユーザーの約4分の3(74%)、子どもユーザーでは9割以上(96%)が、中国では成人/子どもともほぼ全員(95%/99%)がオンラインゲームで遊んでいる。音楽の楽曲ダウンロードの利用が最も高いのは中国とブラジルでいずれも8~9割が利用。動画共有サイトの利用は、米国の成人ユーザーの約3分の2(66%)、子どもユーザーの7割(70%)に達している。

 また、8か国すべてにおける成人ユーザーの3分の1 以上が、アダルトサイトやポルノサイトを閲覧。ブラジル55%、中国51%、フランス46%、米国38%、日本37%、オーストラリア36%、イギリス35%、ドイツ35%となっている。

 子どものインターネット利用はオンラインゲームなどの娯楽だけではなく、学校の調べものによって日常化している。学校での調べものにインターネットを利用する割合は、米国、ドイツ、フランス、中国の子どもユーザーは9割以上に達しているのに対して、日本では77%と、8か国中最も低い結果となっている。

親の大部分は子どもへの脅威を「過小評価」

 同社は世界規模での調査で判明したショッキングな結果のひとつとして、親が考えている子どものオンライン行動と、調査の回答に見られる子どもの実際の行動との間に差があることを指摘。子どもの約5人に1人が、「親が知ったら許さないと思うようなことをネットで行っている」と認めている。

 大部分の親は、「子どもがインターネットを使うと、大人が使う場合より安全度が低い」という認識を持っているものの、知らない人から接触を受けたり、いたずらに会う頻度について、親が過少評価する傾向も見られる。危険を認識していない親が多いのは、米国、イギリス、フランスの3か国。そのうち米国の親にたずねると、「自分の子どもがインターネットで知らない人から接触を受けた」という回答は6%にすぎないのに対し、米国の子どもに聞くと「インターネットで知らない人から接触を受けた」という回答は16%あったという。また、「保護者機能」の設定など具体的な対策を取っている親は、米国48%、オーストラリア40%、中国39%、イギリス37%、フランス32%、ブラジル32%、ドイツ23%、日本5%となり、日本は最低の数字となっている。

 しかし、子どもがインターネットで何をしているかを親子間で話している家庭の割合は決して低いわけではなく、中国71%、オーストラリア59%、ブラジル59%、米国50%、ドイツ45%、イギリス44%、フランス54%、日本22%となっている。しかし、同社はこれがインターネットにおける子どもの安全性に対する過信につながっている可能性があると指摘している。

【関連リンク】
米国の10代、「自転車を盗むのは悪いこと」9割、「違法ダウンロードは悪いこと」は48%
子どもの携帯の6割が「親権者名義」、家庭内のルールで最も多いのは「料金の使いすぎ」
子どもたちが2007年に検索した「人気のことばランキング」
4割以上の子どもが有害サイトの被害に ヤフー「子どものインターネット利用に関するアンケート」
小学生の2割弱がインターネットで不快な経験あり、と答える

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/02/25 12:30 https://markezine.jp/article/detail/2779

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング