SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

リクルートコミュニケーションズと富士通、アニーリング技術を活用したマーケティングテクノロジーの開発へ

 リクルートコミュニケーションズと富士通は、「アニーリング技術」を活用したマーケティングテクノロジーの開発を目的とし、2018年1月より共同研究を開始した。

 「量子アニーリング」は、最適化問題を解くための一つの手法だ。特に多数の局所解をもつ非線形最適化問題に優位性があると言われており、自然言語処理やマーケティングテクノロジーにおけるクラスタリング処理など、多くの場合、最適化問題として定式化される機械学習に対しても効果的であると考えられている。

 現在、ユーザーの嗜好に合わせて最適な広告やコンテンツなどの情報を提供するデジタルマーケティング分野において、従来のPCでは実用的な時間では解くことが難しいとされてきた「組み合わせ最適化問題」が多く存在する。リクルートコミュニケーションズは、この問題を解く「量子アニーリング」技術をマーケティングコミュニケーションへ実活用するべく、各種の研究を実施。「量子アニーリング」を用いたデータ分析手法の理論構築およびプログラムの実装、同手法を実データに適用する考察・検討を進めている。

 今回両社は、富士通研究所が開発した計算機アーキテクチャー「デジタルアニーラ」を用いて、実際のビジネス活用に向けた共同研究を実施。これまでのマーケティングコミュニケーションを通じて得られたデータと、マーケティングソリューションを基に、ビジネスで活用可能なマーケティングテクノロジーの実現に向けた研究開発を進める。

 これにより、ユーザーの嗜好など複数の属性情報の組み合わせから導き出される最適なサービスの提案や広告配信など、デジタルマーケティングにおけるサービス品質の向上が実現する。

【関連記事】
トレタ、ビッグデータ・AI関連の研究所設立 慶大教授と共同で飲食業界のデータ活用を支援
サイバーエージェントのAI研究開発組織、大阪大とチャットボットに関する特許を共同出願
タグピク、ハッシュタグの最適化支援を開始 Instagramアルゴリズム研究所も設立
Facebook、中小企業のグローバル展開支援を強化 
アイモバイル、「ROAS最適化」機能の提供を開始 機械学習を活用

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/01/29 17:00 https://markezine.jp/article/detail/27821

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング