ipocaとリゾームは1月24日より、商圏GPS分析サービス「流動outside」の提供を本格開始した。
商業施設における恒常的な課題のひとつとして、リーシングのテナント検証、並びに催事を行う際にどのような行動・経路により消費者が来館するのかを事前に把握するデジタルツールを持ち合わせていない点が挙げられる。
そこで両社は、全国の約1,500万人の行動データをもとに分析を行う「流動outside」の提供を開始するに至った。
今回提供を開始したサービスでは、全国約4,000拠点の商業施設において、商業施設がこれまで持っていた「会員カード」「アンケート調査」などのプライベート・データだけでは把握できない「顧客の流入および流出状況」に関するデータ分析が可能となる。
具体的には、どこに住んでいる顧客が来館しているかわかる「商圏ヒートマップ分析」や、新規・リピート客の識別ができる「来館分析」、自館と他館の併用率や内訳がわかる「他館併用分析」、来店回数も自館と他館とを比較できる「来店回数分析」などが行える。
これにより、効果的な集客手法のマーケティング、検証、レポーティングに限らず、新規出店によるリーシング検証にも幅広く活用できるようになることを目指す。
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