ジーニーは「GenieeSSP」において、サイト訪問者を悪質なWebサイトへ強制的に遷移させる不正なリダイレクト広告への対策を強化する、メディア向け不正広告検知機能を新たに開発し、提供を開始した。
今回の新機能は、同社独自の「自動検閲システム」を採用。GenieeSSPと直接接続されているDSPにおいては、不正なクリエイティブを検知した際はブラックリストに自動登録してクリエイティブ単位で配信を停止できる。これにより、収益毀損を最小化しながら不正広告を回避することが可能になる。
また、GenieeSSPと直接接続されていないネットワーク/SSPにおいても、GenieeSSPを経由して配信することで、広告タグから配信されるクリエイティブを検閲することが可能になる。
しかしながら、昨今の不正広告の手口は日々巧妙化しており、完全に防ぐことは困難を極める。そのため、検閲をすり抜けた広告に関しても、時間やドメインを始めとする様々な条件を指定し、配信された広告クリエイティブを可視化することで、不正広告を迅速に特定できるようにした。
「GenieeSSP」で流通する毎秒30万もの広告クリエイティブの中から、配信された不正広告を特定し配信停止するまでの高精度なオペレーションを実現し、利用すればするほど照合精度が向上する不正広告防止基盤を、システムとオペレーションの両面から構築する。
これらの不正広告に対する二重のセキュリティ強化で、メディアは不正広告によるユーザーの実害を防ぎ、メディアの信頼性と媒体価値の保護を実現することができる。
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