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電通、テレビ番組・CMとネット広告・DOOHのリアルタイム連動を実現する広告管理システム開発

 電通は、テレビ番組・CMの放送内容にネット広告とDOOH(※)広告をリアルタイム連動させる広告入札・配信管理システム「STADIA Live(スタジア ライブ)」を開発した。その広告効果を検証する実証実験を、2018年5月21日より開始する。本サービスは、電通と電通デジタルが連携して推進していく。

 「STADIA Live」の活用により、テレビ番組内で取り上げられた場所、人物、モノなどのキーワードや、スポーツ試合の得点シーン、テレビCMの内容にリアルタイム連動させて、ネット広告の入札を自動的に開始/終了させたり、入札金額を変更したり、広告クリエイティブの変更を行ったりすることが可能になる。また、DOOH広告においては、事前に購入した広告枠のクリエイティブの変更を自動で行えるようになる。

「STADIA Live」の仕組みイメージ
「STADIA Live」の仕組みイメージ

 「STADIA Live」の開発段階で実施したトライアルでは、テレビCMとネット広告のリアルタイム連動によって、広告主サイトへの新規来訪率が向上したという。また、テレビ番組に登場したキーワードとのリアルタイム連動では、広告への注目度やコスト効率が向上するなどの効果が見られた。

 本サービスは、2016年1月に電通が開発した「TV Live Meta Module β版(テレビ ライブ メタ モジュール ベータ版)」と運用型広告の入札システム、およびDOOHへの広告配信システムを連携させることで実現した。現在連携している入札システムやメディアは、Google AdWords、Twitter、広告運用プラットフォームのThe Trade Desk、一部のDOOHなど。まもなく電通PMPとも連携する予定で、対象メディアも順次拡大していく。

※ DOOHとはDigital Out of Homeの略で、屋外や施設などに設置されているデジタルサイネージのこと。

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2018/05/21 11:30 https://markezine.jp/article/detail/28444

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