日本電気(以下、NEC)とマクロミルは、2018年4月より、生活者データの利活用領域における協業を開始した。
マクロミルは、リアルとサイバーそれぞれの領域で、生活者起点のデータを収集・分析し、より深い消費者インサイトを捉えることで、企業のマーケティング課題解決に取り組んできた。
一方NECは、「顔認証技術」や、データ分析プロセス全体を自動化・簡易化する「dotData - 予測分析自動化」などのAI技術群「NEC the WISE」により、社会やビジネスのニーズに応えてきた。
両社は、マクロミルが持つ多様なデータとNECの技術を用いて協業し、より広く深く消費者インサイトを捉えることで、先進的な企業へ向けたマーケティングソリューションの共同開発を行う。開発するマーケティングソリューションの概要は、下記だ。
1. AIによる生活者データの不足項目を補完・拡充
2. 消費者調査を高度化し、より本音に近い選好傾向を分析
3. 多様なデータと最先端の分析技術による、マーケティング活動の高度化
なお、両社は2019年のサービス開始に向けて、下記2点について、4月から実証実験を行っている。
1.NECのAI技術「顧客プロフィール推定技術」を活用した生活者データの不足項目の補完・拡充
2.マクロミルの実施する会場調査にNECの「遠隔視線推定技術」を用いて、目に留まったポイントや視聴滞留時間などを可視化し、生活者の本音に近い選好傾向の分析
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