アイモバイルは、同社の運用型アドネットワーク「i-mobile Ad Network」において、Drawbridgeが提供するクロスデバイスマッチングのソリューションを導入した。
Drawbridgeは、AIや機械学習技術によるクロスデバイスマッチング技術を提供する米国企業。保有データ量は世界で30億デバイス以上に及び、データの精度は約97.3%とされている(ニールセン調べ)。
近年、スマートフォンやPC、タブレットなど、一人のユーザーが複数デバイスを活用する機会が増え、デジタルマーケティングの各種施策においてもデバイスを横断したパーソナライズ化が求められている。しかし、従来のデジタルマーケティングは、一人のユーザーがWeb上のCookieやモバイル広告IDなどの広告識別子ごとに別々のユーザーとして認識されるため、デバイス単位のみでのアプローチとなっていた。
今回のクロスデバイスマッチング技術の採用により、複数デバイスを横断する同一ユーザーの推定を行った広告配信が可能になった。ユーザー単位で最適化されたターゲティング配信やコンバージョン計測を実現する。
今後は、動画アドネットワーク「maio」やDSP「Evory」にも機能を拡張していく予定だ。
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