Mobile360は6月19日、eSports事業およびVR/AR、3Dゲーム市場における広告自動取引マーケットプレイスの展開を発表した。
同マーケットプレイスはイスラエルのAnzu Virtual Realityが開発したサービス。3D技術を駆使した広告配信を自動取引で行い、ゲーム開発会社の収益化や広告主企業のブランドリフトに貢献する。既に欧米市場では広く普及し、多くのゲームで採用されている。今回、日本市場参入にあたりMobile360が独占販売権を獲得した。
従来のゲーム内広告は、プレー中に広告が妨げとなり、ユーザーエクスペリエンスの低下を招くという課題を抱えていた。
同マーケットプレイスを利用した3D技術によるゲーム内ディスプレイ広告は、プレー中のユーザーを阻害することなく、コンテンツと一体化したコンテキストターゲティングなどを実現する。例えば、サッカーゲーム上でゴールした瞬間を捉えて特別な広告を表示させるといったことも可能だ。
そのほか、ゲーム開発会社のための独自のキャンペーンやプロモーションとしてコンテンツを配信することもできる。また、デジタル広告の課題であるブランドセーフティや広告のビューアビリティ、接触時間などをゲーム内で把握する計測技術も備えており、デジタル広告ならではの効果計測を実現する。
今後はテスト配信を2018年9月に行い、 同年11月に商用化サービスの開始をする予定だ。
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