タイ国際航空は2018年7月より、航空券の予約サイトにおいて、エフ・コードの提供するWeb接客ツール「f-tra(エフトラ)CTA」を導入した。
「f-tra CTA」は、Webサイトに数行のコードを埋め込むだけで、ユーザーの行動にもとづいた適切な情報を適切なタイミングで配信できるツール。ツールの運用コンサルティングも行うため、導入企業は最低限の工数で施策を実施することが可能だ。日本国内では、2018年7月より同ツールの拡張性をさらに高めた「CODE Marketing Cloud(コードマーケティングクラウド)」の提供を開始。タイをはじめとする海外企業への導入も進んでいる。
タイ国際航空は航空券予約サイトにおいて、世界各国のユーザーを対象にチケットを販売。現在37ヵ国の各言語に対応しており、サイトを訪問したユーザーの使用言語に応じたページが表示されるようになっている。同社ではこれまで、ユーザーが快適に情報を取得しスムーズに航空券が購入できるサイトの構築や、サイト内におけるマーケティング施策の効率化を課題としていた。
同ツールの活用によって同社は、サイトを訪問したユーザーの使用言語ページに合わせたポップアップバナーを表示。8月の1ヵ月で、約100万人への訴求を実現した。
また同ツールでは、ユーザーのサイト訪問回数や流入経路の他、訪問回数や滞在時間、閲覧ページの内容といったデータも取得。サイト内の行動を細かく把握した上で、ユーザーを細かくセグメントする。これによって、ユーザーそれぞれに応じた情報の定義や、適切な情報の提供が行える。現在同社では、60以上ものWeb接客シナリオを設定し、運用を行っている。
他にも、サイトを訪問し興味を深めたと思われるユーザーに対しては、関係強化のための施策を実行できる。同社では、訪問してから一定のページ数を遷移したユーザーに対して、Facebookへの登録を促進する施策を行った。
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