トーマツは10月19日、過去3決算期の売上高にもとづく企業の成長率ランキング「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 2018年 日本テクノロジー Fast 50」を発表した。
同ランキングの対象となる事業領域は、「ハードウエア(半導体や部品・コンピュータ、周辺機器など)」「ソフトウェア(アプリ、各種管理運用システムなど)」「通信(インターネット、クラウドサービスなど)」「メディア(広告やマーケティング、Eコマースなど)」「ライフサイエンス(バイオ、製薬など)」「クリーンテック(再生技術やエネルギー貯蔵、機器など)」の6つの領域。
今回1位を獲得したのは、オンラインファッションレンタルサービスを提供するエアークローゼット。成長率は6,048%だった。続く2位を獲得したのは、スマートデバイス向けフルネイティブアプリ・ゲームの企画・開発を行うワンダープラネットで、成長率3,788%を達成した。そして3位には、CXプラットフォーム「KARTE」の開発・提供を行うプレイドがランクイン。成長率は2,039%だった。
同ランキングにおける成長率の平均は約491%。成長率1,000%以上を達成した企業は計5社で、今回ランクインをした企業全体の10%を占める結果になった(図表1)。また、事業領域の割合で最も多かったのは「ソフトウェア」の19社で、全体の38%だった(図表2)。
同ランキングには他にも、ドローン・IoTデバイス開発などを行うハードウエア領域や、遠隔監視技術による運営管理を展開するクリーンテック領域からも複数の企業がランクイン。社会を支える様々な領域で、テクノロジーを基盤とした新しいサービスが生まれていることが明らかになった。
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