ビデオリサーチインタラクティブは、同社のスマートフォン広告統計サービス「SmartPhone Ads Report」を基に、2018年上半期(4月~9月)のスマートフォン広告出稿状況を発表した。
インプレッション数、最多はゲームアプリの「荒野行動」
スマートフォン広告の推定インプレッション数が最も多かった銘柄は、NetEase Gamesのゲームアプリ「荒野行動」。BYTEMODのショート動画配信アプリ「Tik Tok」がそれに続く。また、「pairs」「with」「omiai」「Dine」などのマッチングアプリが出稿量上位を占めた。
なお、上半期で13,000強の銘柄で出稿が確認されているが、出稿量の上位20銘柄で、総インプレッション数の25.4%を占めている。
出稿量が多いのは「ゲーム」「結婚情報関連」「人材派遣・人材斡旋」
次に、出稿量を商品の種類でまとめると、出稿量は多い順に「ゲームコンテンツ」「結婚情報関連会社」「人材派遣・人材斡旋会社」という結果に。出稿量上位10のカテゴリーで、総インプレッション数の49.6%と、ほぼ半数を占めている。
ディスプレイ・動画広告とスマホ広告のシェアを比較すると……
より大きく商品を分類してみると、出稿量は「IT関連」が36%と最も多くを占め、結婚情報などの「他のサービス」が17%で続き、2つのカテゴリーで過半数を占める結果となった。
また、同社のPCネット広告統計サービス「Web Ads Report Advance」における同期間のディスプレイ・動画広告出稿量シェアと比較すると、上記2カテゴリーはPC広告よりもスマートフォン広告のシェアが相対的に高く、逆に「金融・保険・証券」はスマートフォン広告のシェアが低いことがわかった。
2018年上期のスマホ出稿社数は8,580社
2018年上半期のスマートフォン広告出稿社数は、8,580社。出稿社数を業種別にみると、職業紹介や教育、美容・エステなどの「その他のサービス」が32%と最も多くを占め、「IT業種」「製造業」がそれに続いた。PC広告出稿社の業種別シェアと比較しても、それほど大きな差は見当たらない。
【調査概要】
調査主体:ビデオリサーチインタラクティブ
調査期間:2018年4月~9月
調査方法:主要なアプリ・スマートフォン専用サイトから選定した広告スペースを対象に、実際にスマートフォン端末を使用して広告素材を取得
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