電通は、AIを活用したテレビ視聴率予測システム「SHAREST(β版)」をバージョンアップした「SHAREST_RT(シェアレスト・アールティー)」を開発、提供を開始した。
同システムは、「過去の視聴率データ」「番組ジャンル」「出演者情報」「インターネット上のコンテンツ閲覧傾向」などを教師データとするディープラーニングによるモデル構築を行ったもので、放送前1週間のテレビ視聴率を予測できる。
「SHAREST_RT」を活用することで、ターゲットが異なる複数のテレビCM素材を、視聴率予測をもとに最適な番組でオンエアする素材割付を行うなど、テレビCM素材の高度運用が可能になる。
また新システムでは、予測精度を向上させるためのデータベース基盤「RICH FLOW」も構築されている。ソーシャル関連データや天候関連データ、各種パネルデータ等を「RICH FLOW」上に投入し、データベースを拡充することで、さらなる予測精度の向上や予測対象指標の多様化を進めていく。
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