三井情報は、英Armのエンタープライズ・カスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data eCDP」を活用し、同社と共に保険業界向けカスタマーエンゲージメントソリューションの開発を開始した。
「Arm Treasure Data eCDP」は、企業保有のデータやオンライン上の行動データ、サードパーティー提供のデータなどから、特定の個人を軸にデータを収集・統合するプラットフォームで、精緻な顧客プロファイルの作成が可能。過去のデータを機械学習して生成した予測モデルを基に、今後コンバージョンの可能性がある顧客を予測する機能を備えており、データ収集から見込み顧客の予測までを自動化できる。
両社は同プラットフォームを利用して、個々の顧客に紐付くデータを統合・分析し、最適化された提案を導き出すソリューションの開発を目指す。
具体的には、コンタクトセンターに連絡してきた顧客について、家や車の購入予定、子供の誕生といったライフステージを可視化。その顧客に最適化されたプロモーションやキャンペーンなどの情報を、コンタクトセンターで対応するオペレーターのモニタに瞬時に表示する。オペレーターがその情報に基づき提案を行うことで、CXの向上が期待できる。
両社は、2019年3月末までに実証実験の開始を目指している。
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