JTBパブリッシングは、「るるぶ&more.」および「るるぶモール」において、ブレインパッドが提供するプライベートDMP「Rtoaster(アールトースター)」を導入した。
「るるぶ&more.」は、女性のおでかけニーズを喚起するメディアサイトとして、豊富なジャンルの記事を掲載している。一方「るるぶモール」では、おでかけをより充実させるためのレストラン予約やレジャーチケットの購入などができる。
「るるぶ&more.」では、記事に多数のタグを設定し、その閲覧傾向を「Rtoaster」でスコアリングする。これによって、読者の属性や閲覧行動に関するデータに加え、タグから得られる傾向からも読者の嗜好を詳細に把握することができる。たとえば、「カフェが好き」という嗜好を、「るるぶ&more.」では「絵本カフェが好き」「オーガニックカフェが好き」などに細分化。これによって、読者のニーズにより合った記事をレコメンドする。
また、旅行情報分野のエリア区分は、単純に市区町村別ではなく、たとえば日光市と那須町が1つのエリアで括られることがあるなど独特だ。そこでJTBパブリッシングは、同社が培ってきたノウハウをサイト上でも活かすべく、2,000を超える旅行エリア区分を「Rtoaster」に学習させた。
今後は、「るるぶ&more.」内の人気のコンテンツをもとに宿泊プランやレジャーチケットの開発・提案を行い、それらを「るるぶモール」で販売するなど、両サイトの連携も視野に入れている。
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