若年層調査を行うテスティーは、MMD Laboが運営するMMD研究所と共同で、スマートフォンを所有する中高校生の男女6,958人を対象に、「中高生スマートフォン利用状況調査」を実施した。
「iPhone」のシェア率は「Android」の約3.4倍
はじめに、メインで利用しているスマートフォンについて調査を実施した。その結果、「iPhone」が74.2%、「Android」が21.9%となり、「iPhone」の利用率は「Android」の約3.4倍ということが明らかになった。
これを性別・学生区分別に見てみると、中高校生ともに、男性よりも女性の方が「iPhone」の利用率が高いことがわかった。
SNSやカメラ、音楽系のアプリ・サービスが支持を獲得
続いて、無料で利用しているアプリやサービスについて聞いたところ、利用率で上位を占めたコンテンツは「SNSやLINE(91.8%)」「カメラ、画像加工(86.3%)」「音楽(82.1%)」の3つとなった。
性別・学生区分別では、男性は「ゲーム」の利用率が最も高く、女性においては「SNSやLINE」の利用率が最も高かった。
8割以上が、コンテンツが有料化した場合は離脱すると回答
さらに、「無料で利用しているデジタルコンテンツが有料化した場合どうするか」を調査。すると、83.2%が「他の無料のコンテンツを探す」と回答した。一方で、13.9%が「有料になっても値段や内容によっては利用を検討する」と答えた。その他、「そのアプリを消去する」「親に相談する」「払える値段なら利用するが、払えない値段なら利用しない」「そのアプリを低評価する」といった意見が上がった。
フリマアプリなどで稼いだ経験がある中高生は2割以下
次に、フリマアプリやネットオークション等でお金を稼いだ経験があるかを調査。17.8%が「ある」と回答。また、「ある」と回答した1,239人に対して「1ヵ月に稼いだ最高金額」を尋ねたところ、最も多かったのは「1,000円未満(36.6%)」で、「10,000円以上」と答えたのは11.1%だった。
有料デジタルコンテンツ、購入経験があるのは2割弱
最後に、AmazonのギフトコードやLINEのポイント交換等を除き、電子マネーや現金で有料デジタルコンテンツを購入したことがあるか聞いたところ、購入経験が「ある」と回答した人は14.0%、「ない」と回答した人は86.0%となった。
【調査概要】
調査期間:2018年8月9~25日
有効回答:6,950人
調査方法:インターネット調査
調査対象:スマートフォンを所有する中高校生
設問数 :17問
【関連記事】
・ゲームアプリDLには家族や友人の口コミも影響/約3割が「1万円以上」を課金【テスティー調査】
・20代男女のファッションEC事情/情報源はTwitterとの回答が最多【テスティー調査】
・テスティー、フリューと共同で女子中学生から女子大生までを対象としたアンケートサービス開始
・若者がお金を払ってでも体験したいのはVR ARは無課金で楽しむ傾向強く【テスティー調査】
・若年層の約25%、スマホでテレビ視聴/4分の1がラジオを利用【テスティー調査】