デジタルPRを支援するビルコムは、クラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」において、「シェア・オブ・ボイス」機能を追加した。
「シェア・オブ・ボイス」とは、企業・ブランドの市場における露出量が、競合と比較してどの程度占めているのかを算出した割合のこと。マーケティング領域においては、広告費などの絶対量ではなく、相対量(露出シェア)を測ることが重要という考え方のもと、取り入れられている指標だ。
これまで、「シェア・オブ・ボイス」は主に広告分野において重視されてきたが、近年はPRの評価指標としても採用され始めている。一方で、同指標の導入には、競合すべての露出を把握してまとめる必要があり、工数面での課題があった。
今回「PR Analyzer」に追加された「シェア・オブ・ボイス」機能では、競合となる企業・ブランドのテレビ・新聞・雑誌・Webの露出状況について、業界内での露出シェアをグラフで可視化。これによって企業は、同時期・同比較軸におけるPR成果の相対的な立ち位置を、リアルタイムに把握することができる。
「PR Analyzer」が行う効果測定は、テレビ140局、新聞1,018媒体、雑誌3,960媒体、Webメディア約2,000サイトに加え、Web記事のSNSへの波及(「Facebook」のシェア数・いいね!数)を網羅しており、自社と競合企業のブランド名を最大10件まで設定することができる。
また、6つの重要指標(リーチ数・掲載数・広告換算額・重点媒体比率・ポジティブ記事比率・SNS波及数)を偏差値で相対比較することで、企業が自社の強み(弱み)を把握することに貢献する。
その他、同ツールでは、記事のクリッピングから効果測定、グラフ化・レポート生成までを自動化したり、AIを活用することでノイズ記事を自動判定・除去したりすることも可能だ。
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