ENJOY JAPANは、1.2億人以上のユーザー数を誇る中国のECアプリ「小紅書(RED)」と業務提携を結んだ。これによって同社は、日本企業の同アプリへの出店を促進。今後は、出店のための審査・手続きの支援・商品の輸送に関する提携先の紹介の他、店舗運営に関するコンサルティングなども提供していく。
中国都市部の女性を中心に人気を拡大している「小紅書」は、同アプリ内で紹介された商品が日本の店頭で即売り切れになるなど、口コミメディアとして高い影響力を持っている。また、創業5年にして企業価値約30億ドル(12月26日時点のレートで約3,300億円)を超えるなど、EC業界のユニコーン企業としても注目されており、2018年6月には、アリババの主導によって約3億ドル(同レートで約330億円)の資金調達を行った。
中国において、同アプリは信頼できるコミュニティとして認知されており、多くのユーザーが写真とともに記事を投稿し、シェアを行っている。記事を読んだユーザーはそのまま商品を購入することが可能で、中でも日本商品は同アプリ内で大きな支持を獲得している。
同アプリはさらに、海外ブランドに高い関心を持つ裕福な90年代生まれがユーザーの約80%を占めるという特徴を持つ。ユーザーは1ヵ月に平均で52回アプリを開き、利用1回あたりのアプリ内平均滞在時間は約16分間にのぼるなど、頻繁かつ長時間での利用が進んでいる。
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