SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

モノは「所有」から「一時利用」へ メルカリと三菱総合研究所、「シェアリング時代の消費モデル」を発表

 メルカリは、三菱総合研究所と「シェアリングエコノミー」に関する共同研究を実施した。

モノに対する価値観が「所有」から「利用」へ

 共同研究では、フリマアプリ上で洋服や化粧品の取り引きを行うユーザーを対象にアンケートを実施し、フリマアプリ利用前後における行動心理・購買内容の変化を分析。その結果、フリマアプリを介して「モノのシェアリング」を行う消費者は、モノに対する価値観が「所有」から「利用」に変遷することによって、「売却」を意識して新品を購入することがわかった。

「売却」を念頭に高価格の商品を購入

 また消費者の一部は、売却金額を念頭におくことで、新品購入が増加、あるいは購入する商品ブランドが高価格帯に遷移していることも明らかとなった。

シェアリング時代の新たな消費モデル「SAUSE」

 シェアリングを通じた消費行動は従来説明されてきたモデルだけでは説明できない特徴が表れており、これらを三菱総合研究所では、以下3点の消費者行動の変化に着目し「SAUSE(ソース)」モデルと定義した。

1)Searchから始まる消費行動
スマートフォンの普及によって意思決定までのプロセス(認知・興味・関心)がひとまとめになり、リアルタイムで情報収集(検索)に至る行動に変化。

2)モノの「所有」から「一時利用」へのシフト
購入した商品を一時的に利用するものとして捉える心理が働くことで、消費においてもその心理に影響された行動をとるようになった。

3)モノの貸与・売却後に決まる商品評価
シェアリングによるモノの貸与・売却を通じて、消費プロセスの最後(手元から商品が離れた時点)に、「利用対価(購入価格から売却価格を差し引いた実質の支払金額)」という観点で改めてモノに対する評価を行うようになった。

【シェアリングエコノミーに関する意識調査概要】

【関連記事】
メルカリが年代・性別ごとの利用動向を調査 売上額は年代が上がるにつれ増加することが明らかに
Youtuberの影響が顕著に!メルカリ、検索ワード&取引ブランドTOP10を発表!
「メルカリ」、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」からも発送が可能に
「メルカリ」の累計流通額が1兆円を突破!サービス開始から5年、ユーザーから支持を得ているポイントは?
メルカリ、AIチャットボット「Karakuri」を導入 自動返信機能でユーザーの疑問を即時に解決

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2019/02/26 12:15 https://markezine.jp/article/detail/30479

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング