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CA、パーソナルデータをお金に換えるプラットフォーム「Data Forward」の実証実験を開始

 サイバーエージェントのアドテクスタジオは、ブロックチェーン分野におけるサービスの研究・開発強化を目的に設立された「ブロックチェーンスタジオ」において、ユーザーが自らの意思でパーソナルデータを価値に変えるデータ流通プラットフォーム「Data Forward」を開発。同社グループの社員を対象として、α版の実証実験を開始した。

 近年、国内では情報銀行の社会実装に向けた取り組みが行われている。個人の意思に基づいたパーソナルデータの流通・活用が推進される中、広告市場においても、パーソナルデータの活用が進むことが予想されている。

「Data Forward」のイメージ
「Data Forward」のイメージ

 同プラットフォームでは、ユーザーの趣味や嗜好、体調といったパーソナルデータを、個人が保有する端末のアプリケーション内にあるパーソナルデータストア(※)に保存。ユーザーは、自らの意思に基づき、企業へ情報を提供できる。その対価として、ギフトカードなどに交換可能なポイントを受け取れるほか、受け取ったポイントの交換履歴やパーソナルデータの提供先などを、自身で把握することが可能だ。

(※)個人が自らの意志でパーソナルデータを蓄積・管理し、その活用方法を自ら決定する仕組み。第三者へのデータ提供に対する制御機能を有する。

 なお、同プラットフォームでは、個人が保有する端末などで、パーソナルデータを蓄積・管理。また、同社がパーソナルデータを保有することはなく、ブロックチェーン技術でデータ流通情報を管理することによって、信頼性を担保していく。

 今回の実証実験では、ユーザーの同プラットフォーム利用における一連の体験を通し「どのような条件下であれば情報提供を行うのか」「どのようなパーソナルデータであれば提供できるのか」といった、意識調査を実施する。

 今後は、スマートフォンやスマートウォッチによって取得できるヘルスデータなどの情報だけでなく、他サービスとの連携を通じて取得できる情報も追加していく予定だ。

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2019/02/28 13:30 https://markezine.jp/article/detail/30502

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