SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地(AD)

【調査で明らかに】Instagram×スポーツがもたらす、マーケティングへの恩恵

 スポーツイベントが開催されると、その熱量がSNSにも大きく反映されるようになっている。そうした現象が、昨今Instagramでも盛んに起きているという。本記事ではカンター・ジャパンとFacebook Japanが行った調査をもとに、スポーツとInstagramにおける親和性、企業がアスリートと手を組んでInstagram上でマーケティング施策を行うメリットを探った。

スポーツ×Instagramの親和性を調査

MarkeZine編集部(以下、MZ):今回、カンター・ジャパンとFacebook JapanでスポーツとInstagramの関係性・親和性に関する調査を行ったと聞いています。調査を行った背景から教えてください。

フェイスブック ジャパン エージェンシーパートナーマネージャー 水谷晃毅氏
Facebook Japan エージェンシーパートナーマネージャー
水谷 晃毅氏

水谷:発端は2年ほど前、アスリートの課題にInstagramがどう取り組めるかを検討していたところ、スポーツの有識者から「アスリートのセカンドキャリアが問題になっている」というお話を聞きました。

 一方、Instagramでは様々なジャンルのインフルエンサーが活躍していて、マーケティング目的で彼・彼女たちに投資をしている企業もいます。スポーツというコミュニティにおいて、Instagramの存在価値や役割が何かを理解できれば、アスリートや企業の課題解決にもつながるのではと考え、カンター・ジャパンと調査を行うことにしました。

MZ:どのような調査を行ったのでしょうか。

関井:大きくは2部構成で、Instagram利用者かつInstagram上でスポーツにエンゲージしたことのある人への定量的なアンケートと定性的なインタビューを実施したのが1部。2部では、50競技610人のアスリートに調査を行いました。

株式会社カンター・ジャパン Director,Head of Department Kantar Insights/Media & Digital 関井利光氏
カンター・ジャパン メディア&デジタル ディレクター
関井 利光氏

関井:「なぜInstagramでスポーツ?」と思った人もいるかと思います。僕自身も調査を始める前は、スポーツとInstagramのつながりに疑問を抱いていました。しかし調査をしてみると、Instagramとスポーツの親和性の高さが明らかになりました。

MZ:では、調査結果について教えてください。

関井:まず、1部のInstagram利用者に対する調査では、国内のInstagram月間アクティブ利用者のうち、70%がInstagram上でスポーツに関連したコンテンツを楽しんでいることがわかりました。加えて、非利用者に比べより幅広いスポーツ種目に関心があることも明らかになりました。

 その理由を掘り下げてみると、「アスリートの日常の姿を見たい」「アスリートに関する情報を継続的に得たい」が上位に挙がるなど、アスリートに関する濃密な情報が得られるプラットフォームという認識が広まっているようです。

MZ:確かに、Instagramでアスリートが料理を作っている姿やオフ日を過ごしている様子など、日常的な投稿を見かけることが多い気もします。

関井:選手の日常を見ることがスポーツにとっては重要で、日常を見た上で試合を観戦すると、選手の活躍がドラマ化されるんです。試合とInstagramの投稿によって、アスリートのドキュメンタリー番組を見ているような気分になり、よりその選手を応援したくなるというファン心理が働くのです。

 定量調査の結果でも、選手のプライベートの姿を見ている人は試合のおもしろさ、選手・アスリート、チームに対して魅力を感じる割合が2倍以上高くなっていました。Instagramによって、よりスポーツが楽しめるようになっている。これが消費者側のキーポイントとなっています。

次のページ
アスリートの企業に対する意識も変化

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
事例&データで深掘り!Instagramマーケティングの現在地連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/05/18 12:01 https://markezine.jp/article/detail/32369

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング