反応アップに欠かせない「HTMLメール作成支援機能」も充実
――コンテンツの重要性については先ほども触れられていましたが、具体的にどのようなコンテンツが反応を引き出せるのでしょうか。
五十嵐 スマートフォンの普及により、HTMLメールの存在感・効果がより高まってきています。今や業種を問わずHTMLメールが主流となってきており、メルマガ全体に占める割合も広がりつつあります。当社の独自調査によれば、売上上位のEC事業者では全体の8割以上がHTMLメール、という結果も出ているほどです。画像や写真などを活用することで視覚訴求力に優れたメールを作成でき、反応アップが期待できます。
当社システムでは「HTMLメールエディター」(追加料金なし)を標準で搭載しており、提供開始以来、ご利用のお客様に広くご支持をいただいております。ドラッグ&ドロップの直感操作で、HTMLやタグの知識がない方でも、簡単にビジュアル性の高いHTMLメールを作成できることから、効果改善と運用負荷の軽減を同時に実現している機能のひとつと言えます。
この他にも、受信デバイスに応じてHTMLメール表示不可の端末宛には自動でテキストメールを表示させる機能や、エラーとなったアドレスのクリーニング機能など、ECやウェブマーケティングに携わる方にとって使いやすく、設定や運用の手間を最小限に抑えるための仕組みを標準機能として備えています。月間40億通、毎時1000万通の配信実績を有するCuenote FCは、元来の特長である「高速・確実にメールが送れる」ことに加えて「メールマーケティングの効果をより高める」ことを追求したシステムとなっています。
嶋根 実際にユーザー企業であるお客様を訪問すると、まだまだステップメールやシナリオメールに着手できず、一斉配信によるメール施策に留まっている企業様も多いようです。まずはCuenote FCのシナリオ機能で、メール受信者の行動に応じて、メールコンテンツを自動で送り分けるというシナリオメールから始めていただくのは、現実的なOne to Oneマーケティングの最初のステップではないかと考えています。
――メールマーケティングに携わる読者の皆様へ、メッセージをお願いします。
五十嵐 私も以前、ある企業でメルマガの作成・編集を担当していましたが、ネタ探しからHTMLソース編集、配信設定ととにかくやることが多く、販促業務と並行して行うことはたいへんでした。「働き方改革」が叫ばれる今、メール配信システムの活用によって、限られたリソースで最大の成果を挙げられるような環境がより多くの企業に広がっていくことが大切ですし、その一助として当社システムがお役に立てるのであれば、これ以上の喜びはありません。
嶋根 Cuenote FCは、実際にその業務を担当される方が、作業に時間をかけることなく、本来の業務である「施策を考える」ところに時間を割いていただけるよう、サポートする補助ツールのひとつであると考えています。主流なマーケティング施策のひとつであるメールマーケティングにおいて、作業が効率化され、本来の業務に専念していただける環境をもたらすのは、大きな目で見れば企業にとって、利益のひとつになるのではないでしょうか。メールマーケティング部分でのご支援により、企業活動全体を良い方向に推進するお手伝いができるよう、これからも機能追加などを行っていきたいと考えています。