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SNS人格図鑑

リアルもSNSもマルチタスク!複数垢を使い分ける「ハイブリッド大学生」のインサイト

働き方の多様化で変わる、大学生のSNS利用

 働き方の多様化が進み、大学生のキャリアの選択も広がるなかで、彼女たちの日常生活やSNSの利用方法も変化していったようです。こうした状況について、金丸氏はこう語ります。

金丸:井上さんやりさちさんのような、SNSの情報から自分に有益な情報を選択し、自分の発信にまで活用できる大学生は、全国的にも一握りだと思います。むしろ、彼女たちのようにSNSで活躍する大学生を目の当たりにする機会が増えるのは、他の大学生にとっては驚異なのではないでしょうか。

 ただ、ここ1〜2年の若年層のSNS利用動向を見ていると、井上さんやりさちさんのような情報発信の最先端をいく学生は今後増えるのではないかとも思っています。TwitterやInstagramは、若年層ユーザーを取り込むことで、その活用方法も変化しています。彼女たちが実名でリアルなプロフィールを公開することは、大学生の新しいモデルケースの増加に貢献すると考えられるのではないでしょうか。

若年層の変化に企業はどう対応すべきか

 社会や環境の変化によって、SNS上でも徐々に存在感を高めている「ハイブリッド大学生」。彼女たちのような、分別を持った若年層が今後増加していくという事を考えた時に、企業の情報発信もまた、その企業から見た社会に対する姿勢や意見が反映されているか? を考えることが、今後の若年層とのコミュニケーションを考えた時、より「SNS的」といえるのではないでしょうか。

 最後に、井上さん、りさちさんにとってSNSとは? TwitterやInstagramとは自分達にとって何かを聞いてみました。

りさち:自分にとって有益な情報を収集できる場です。それは、単純にSNSが色んな情報が公開される場というだけでなく、投稿者個人の主観や意見も一緒に反映されるので、共感する余地があるという事が大きいと思います。

井上:私にとってTwitterやInstagramは、色んな人が日々思った事、感じた事を発見する事ができる場です。それらがその人自身から発信された言葉だからこそ、学びがあると思います。

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この記事の著者

金清 雄太(カネキヨ ユウタ)

65dB TOKYO
Head of 65dB TOKYO

2015年、TBWA\HAKUHODOに入社。統合的なデジタル施策の企画〜運用の経験を生かし、得意先のクリエイティブ、プロモーション立案のプロセスにデータドリブン思考を注入している。なかでも、ソーシャルモニタリングを活用した生活者インサイトを抽出する手法...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/03/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/33026

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