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第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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不確実な時代を乗り越える「マーケティング戦略の大転換」― 突破口はゼロパーティデータとロイヤル顧客(AD)

戦略再考の突破口は?5,000人の調査データから紐解くwithコロナ状況下のマーケティング

ゼロパーティデータ活用のコミュニティを発足

安成:ロイヤル顧客向けの施策は新規獲得と比べて、取り組むための手段がわかりにくいというマーケターもいると思うのですが、チーターデジタルさんではどのようなソリューションを用意されているのでしょうか。

加藤:ゼロパーティデータとロイヤルティマーケティングの実用性を研究する目的で、マーケティングコミュニティ「0 to Loyal(ゼロ トゥ ロイヤル)」を発足させました

 本企画のタイトルである「マーケティング戦略の大転換」というテーマで、マーケティング責任者の方と定期的な研究会を開催しています。たとえばBtoC企業が実際にブランドの価値を整理し、ゼロパーティデータを収集していくための実践的なワークショップを行っています。

 

 参加企業であるディノス・セシールさんは、ブランドの機能的価値や情緒的価値をお客様がどう捉えているのかを測ることから始めています。ブランドパーソナリティをピックアップするような100の質問や項目を作っていき、そこから見えてくる価値の中から、ブランドが目指す方向と合致するものを、ワークショップを通じて仮説を作っている段階です。

 これにより、自分たちが提供している価値がしっかり伝わっているのかを知ることができます。どのような層のお客様でギャップが多く生まれているのかを把握したり、どこのベクトルを上げていくことがブランド強化につながるのかを判断したりすることが可能になるのです。

 そうした設計を、私たちが提供するマーケティングプラットフォーム「Customer Engagement Suite」に実装することで、ロイヤルティプログラムを展開し、ビジョンを根底とした効率的なマーケティングを実現していくことができます。

安成:お客様のことを理解できているかと尋ねると、大抵の企業が「できている」と答えられますが、深掘りしてみると、そうは言いきれない部分もあると思います。強いブランドを作るために、改めて顧客理解ができているかを見直してみることが大切ですね。

安成:マーケティング業界は常に変化と隣り合わせですが、だからこそマーケティングには面白さがあると考えることもできます。こんな状況だからこそ、「マーケティング戦略の大転換」の方向性を探りながら、マーケターの皆さんの企画やアイデアで日本を元気にしていってほしいです。加藤さん、本日はありがとうございました。

記事で紹介した【4,921名の消費者調査レポート】を公開中

 グローバルと日本における最新の消費傾向、プライバシーの意識、ゼロパーティデータ、ロイヤルティを調査。前例のない時代に、消費者との関係をナビゲートする際のガイドラインにお役立てください。レポートのダウンロードはこちら

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/04/27 10:00 https://markezine.jp/article/detail/33197

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